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沖縄の海が育んだ「モズク」を乾燥し全国へ。オキナワモズクファイバー生産者インタビュー(後編)




平成27年10月、沖縄の豊かな自然や伝統的な食文化によって育まれた 健康維持に役立つことが期待できる食材を世界中の食卓に届けるべく、「沖縄スーパーフード協会」が設立しました。

沖縄スーパーフード協会では、沖縄の素晴らしい気候や土壌でうまれる食材や、 沖縄独自の伝統的な製法により加工された食品の中から、 安全性や健康維持に役立つ成分を含むことが客観的なデータとして示されているものから厳選した食品を、 『沖縄スーパーフード』として認定しており、現在11の商品が認定されています。

平成28年1月、早稲田自然食品センター店長・寺島が沖縄を訪問。
認定商品のうちの一つ「オキナワモズクファイバー」の加工工場を取材し、
沖縄県漁業協同組合連合会の與那嶺 大輝(よなみね たいき)さんにお話を伺ってきました。

【前編はこちら!】



■ 目指せ、「日本のチアシード」
モズク酢以外の調理法や可能性を提案し、食べる価値を提供したい。



(沖縄スーパーフード協会 理事・稲福 直(イナフク ナオシ)さん)
モズクの調理法って、これまではほとんどが「モズク酢」だったんですけど、その、刻みや乾燥モズクを普及させることで、色んな料理に使えますよ、という。用途を拡げたいと考えています。
モズク酢だけだと頭打ちになるので、商品をきっかけに、経済を活性化させたい
プラス、食べる価値。乾燥して濃縮することで、食物繊維葉酸、とくにマグネシウムを効率よく摂ることができます
葉酸は特に女性の方にとって大事な栄養素ですよね。

これを、サプリメントはなく、例えば味噌汁にモズクファイバーをちょっと入れていただくなど、日頃の食事にちょっと足していただく形で、訴求できればと思っています。

あとは、フコイダンの価値についても発信できれば、食べる価値が出ますよね。
現在、琉球大学のほうで、海藻類のフコイダンの含有量の分析を進めてもらっています。
今、オキナワモズクは他の海藻類よりもフコイダンの含有量が多いとされているのですが、エビデンスをもっと集めて、「どこよりもフコイダンが多いんですよ」と明確に言えるようにしたいと考えています。

水で戻すと膨らむので、「日本のチアシード」みたいな感じで、ダイエットフードとしても推していきたい。




(與那嶺さん)
あと5倍は稼働できるので、大ヒットになっても大丈夫です(笑)。
やっぱり、乾燥モズクは使いやすいですからね。塩蔵だと塩抜きしたり、ゴミを取ったりしなきゃいけないですが。乾燥モズクはそのまま味噌汁に入れていただけますから。


(寺)
使い方に拡がりが出るのはいいですね。やっぱり納豆などと違って、現状では毎日食べるイメージがあまり無いので…。


(與那嶺さん)
酸っぱいのが苦手な方もいらっしゃいますからね。
乾燥モズクは味噌汁はもちろん、お鍋に入れても美味しいし、用途が拡がっていくといいなと思います。
冗談抜きで、県外の方から「モズクが酸っぱくない!」と言われることもあるんですよ。


(寺)
モズクといえばモズク酢、という固定観念があるからなんですね。
モズクじゃなくて、酢が酸っぱいだけなのに(笑)。
「オキナワモズクファイバー」をきっかけに、新たなモズク食文化が拡がるといいですね。




沖縄スーパーフード協会の公式サイトでは、オキナワモズクファイバーを使ったレシピも紹介中。
水で戻すだけですぐ使える乾燥モズクは、ワカメや海苔のように、アレンジの可能性は無限大!
是非この機会に、モズクを日々の食卓に取り入れてみませんか。



▼オキナワモズクファイバーの商品はこちら

【名 称】: もずく加工食品
【内容量】: 20g(10g×2袋)
【原材料】: オキナワモズク
【製造者】: 株式会社沖縄ウコン堂
【開封前賞味期間】: 12ヶ月