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帯広駅から車で40分。「想いやりファーム」にはゆったりとした時間が流れていた



2016年5月30日、早稲田自然食品センター店長の寺島は、北海道河西郡にある「想いやりファーム」を訪ねました。


帯広駅から車で40分。「想いやりファーム」は、乳牛に絶対に無理をさせない牧場として、知る人ぞ知る牧場です。






乳牛たちはあくまでのびのびと、自然な形で飼育されています。
人の都合で無理やりお乳を絞る…ということがないのです。

都会の喧騒を忘れさせてくれる、のんびりとした時間がここにはありました。



このファームで作られる「想いやり生乳」は、加工した牛乳ではありません。

完全に牛さんまかせの為、乳量が安定しないこともあります。
絞ったまま、殺菌をせずに、そのままビンに詰めて出荷します。
この「生乳」を出荷出来るのは、日本で唯一「想いやりファーム」だけなのです。



「想いやり生乳」は、加熱殺菌をしていません。殺菌した牛乳よりも雑菌がいない為、加熱殺菌をする必要がないのです。
ただ生乳として出荷許可がおりるまで3年間もかかりました。
牛乳独特のあの臭いが苦手な方もいらっしゃいますよね。
あれは、加熱殺菌をすることで生じたたんぱく質が変性した臭いなのです。

新鮮な乳ほどあっさりしていて、いやな臭いも、後口に残るような感じもありません。
とはいえ、食べ物や環境の臭いがすべて移行するのも生乳の特徴。
「想いやりファーム」の牛さんは、無農薬・無肥料の牧草のみで育ちます。
5月ごろからは完全放牧で牛舎にもほとんど帰ってきません。


加熱殺菌をしない生乳は、カルシウム吸収促進酵素や、鉄分吸収に欠かせないラクトフェリンなど、活きたままの酵素がたっぷり含まれています。
乳酸菌も、一般的には50℃で死滅すると言われていますが、「想いやり生乳」は乳酸菌が活きているため、分離・発酵はしても腐敗しないのです!



「想いやり生乳」は、1本1本、微妙に味が違います。
保存状態や、飲まれる方の体調によっても、味が変わるのです。
この味の違いが、まさに「無殺菌で本物の生乳」である証拠。

乳牛の個性やペースを重んじた飼育法で、ここまでこだわった生乳を出荷できるのは、日本で「想いやりファーム」ただひとつです。

「想いやりファーム」社長の長谷川竹彦氏と、早稲田自然食品センター店長の寺島です。



ここでしか食べられない、生乳100%の噂の初ソフトクリームも売っています!
生乳そのものの味を味わえるソフトクリームはさっぱりとして本当に美味しいです。

旅行などで帯広に行かれる方は是非、味わってみてください。



想いやりファーム
〒089-1353 北海道河西郡中札内村西戸蔦
TEL : 0155-68-3137 FAX : 0155-68-3197
http://www.omoiyari.com/
営業期間 : 5月~9月
営業時間:9時~17時
定休日 : 営業期間は無休